【自社出荷】Amazon配送設定のコツ!よく聞かれる設定方法2選解説(初級編/応用編)
こんにちは!
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Amazon出品者の皆様は自社出荷(出品者出荷)の「配送設定」を思い通りに最適な設定ができているでしょうか?
弊社の自社出荷で対応しているご契約社様からは、以下のようなお声をいただきます。
・配送設定の設定方法が難しい⋯
・思い通りの設定にできない⋯
確かにAmazonセラーセントラルの「配送設定」は初見で理解するには少々ハードルが高い設定かもしれません⋯
ですが、実はちょっとしたコツを抑えるだけで仕組みを楽に理解できるようになります。
そこで今回は、配送設定の種類や計算例、よくご質問をいただく配送設定を2選(初級編/応用編)解説いたします!Amazon出品の配送設定がうまく設定できずにお困りの方はぜひご参考ください。
初級編「一定以上の購入金額の場合、送料無料にする設定方法」
応用編「異なる配送パターンの商品を同時にカートへ追加した時に配送設定を有効にする設定方法」
自社出荷の「営業日設定」や「お届け日時指定」などの基本的な配送設定は下記ブログでも解説しておりますのでご参考ください。⬇︎
Amazon配送設定の自動化につきましては下記ブログで説明しております。⬇︎
目次
コツ1:2種類の配送料設定
本題の配送パターンの設定を説明する前に、配送料を設定する際に配送料設定(配送料決定の基準)を押さえていきましょう。
Amazonの配送料設定は下記2種類ございます。
・購入金額制
・個数・重量制
購入金額制
購入金額制はユーザーの購入金額帯により送料を決定する方法。
例えば、2000円未満は送料500円にして、2000円以上は送料無料にするといった設定方法が該当します。
個数重量制
個数重量制はユーザーが購入した個数・重さによって送料を決定する方法。
こちらの方法は「配送1件ごとの送料」を設定し、購入商品数・商品の重量に応じて送料をプラスしていく設定方法となります。
例えば、配送1件ごとの送料を500円として、商品1点当たりの送料を50円とした場合、2点購入した場合、下記のような計算となります。
500円+ (50円x商品2点) = 600円
詳細はAmazonのヘルプページにも記載がございますので、こちらもご覧ください。
参照:Amazonヘルプページ(配送料の設定)
コツ2:購入者が異なる配送パターンの商品を購入した場合の計算方法
出品者様が全ての商品に対して同一の配送パターンを設定していた場合は問題ありませんが、複数の配送パターンを設定する場合には送料の計算が複雑になります。
下記に挙げた例は、Amazonヘルプページ(配送料の設定)のよくある質問に記載されている配送料の計算例を参照しております。
ここでは、5つの例を選抜しましたので、異なる配送パターンで購入された場合の配送料がどのように計算されるのか理解いただけます。早見表みたくご活用ください。
(配送料の計算例には下記以外の例も載っておりますので、送料の計算例と併せてご参照ください。)
1.【購入金額制】で同一の購入金額レンジの配送パターンを購入した場合
同一レンジの購入金額性にした場合、購入金額は合算されて計算されます。
上記の例では購入金額合計が2000円以上となるため、送料は無料となります。
2.【購入金額制】で異なる購入金額レンジの配送パターンを購入した場合
異なるレンジの配送パターンの商品を一緒に購入した場合はそれぞれの商品に対する送料が計算され、高い方の送料が採用されます。
上記の例では商品Aに対する送料が150円、商品Bに対する送料が無料となりますので、送料が高い方の150円が送料となります。
3.【個数重量制】で配送日数が同じ、1配送当たりの送料が異なる配送パターンを購入した場合
同じ料金タイプで同じ配送日数であれば、同一の注文となり、それぞれの商品に対する送料が計算されたのち、高い方の送料が採用されます。
上記の例の場合、商品Aの送料が500円、商品Bの送料が600円となりますので、高い方の600円が送料となります。
4.【個数重量制】で配送日数が異なる配送パターンを購入した場合
配送日数が異なる場合、別の注文としてカウントされますので、それぞれの配送パターンの送料を計算し、合算した料金を送料とします。
上記の例では、商品Aの送料は500円、商品Bの送料は600円となり、それらを合算した1100円が送料となります。
5.【個数重量制/購入金額制】別の料金タイプの商品を購入した場合
別の料金タイプの商品を購入した場合、それぞれの配送パターンごとに送料を計算し、合算した料金を送料とします。
上記の例では、商品Aの送料が500円、商品Bの送料が150円となりますので、それらを合算した650円が送料となります。
配送設定<初級編>「一定の購入金額以上で送料無料にする設定方法」
ここまでの解説で配送料の計算方法がなんとなくでもご理解いただけましたら、よく質問をいただく配送設定方法の初級編として「一定の購入金額以上で送料無料にする設定方法」を解説いたします!
今回は既存の配送パターンを変更する手順を解説いたしますので、まずは、配送設定の変更画面まで下記の手順で進みます。
①歯車マークにマウスオーバー
②配送設定をクリック
③配送パターンの変更設定画面になっているか確認
④変更したい配送設定を選択(新しく配送パターンを作成する場合には、ここで「新しい配送パターンを作成」を選択ください。)
⑤配送パターンを編集をクリック
⑥配送パターンの変更画面になったら、購入金額性を選択しましょう!
⑦金額ごとの配送料金を入力します。
例えば、5,000円以上で購入無料(5,000円未満は1配送990円)にする場合には、下記のような入力になります。
金額帯:¥0から¥4999 配送料:¥990
金額帯:¥5000から¥それ以上 配送料:¥0
該当地域ごとの金額帯の入力が完了したら、ページ下部までスクロールし黄色の「保存」ボタンをクリックしましょう!
以上で「一定の購入金額以上で送料無料にする設定方法」への変更が完了です。
配送設定<応用編>「異なる配送パターンの商品を同時にカートへ追加した時にも有効にする設定方法」
続いては、よく質問をいただく配送設定方法の応用編として、1つの配送パターンではなく複数の配送パターンを駆使して設定する「複数の異なる配送パターンの商品を同時にカートへ追加した時に有効にする設定する方法」を解説いたします。
■よくあるお困りケース
商品Cに設定している配送パターンは全商品の金額帯で送料無料
商品Dに設定している配送パターンは5,000円以上で送料無料商品Cを3,000円分と商品Dを3,000円分カートに入れたとします。
この場合、購入代金が合わせて5000円以上にもかかわらず、商品Dに対しての送料が加算されてしまい、送料無料になりません。
どうしたらいいのでしょうか?
解決方法を解説いたします!
このケースでは前述の「コツ2:購入者が異なる配送パターンの商品を購入した場合の計算方法」で触れた例1・例2が関わってくる内容です。
今回、参考にするのは例1となります。
Amazonの配送設定のヘルプページ配送料の計算例の解説も含めて、もう一度みてみましょう!
つまり、今回の場合は商品Cと商品Dの購入金額レンジを合わせることで対応ができます。
商品Cに設定している配送パターンは全金額帯で送料無料ですが、商品Dの購入金額レンジに合わせて下記のように設定していきます。
金額帯:¥0から¥4,999 配送料:¥0
金額帯:¥5,000からそれ以上 配送料:¥0
上記のように設定をすることで購入金額レンジが同じになるため、合算の対象になり、出品者様の店舗内で5000円以上購入すると送料無料になるのです!
商品Cの配送パターン(全商品送料無料)
商品Dの配送パターン(5,000円以上で送料無料)
商品Cの配送パターンと商品Dの配送パターンを見ると、注文あたりの送料は異なりますが、設定している金額帯(購入金額レンジ)が「¥0から¥4,999、¥5000からそれ以上」と同一になるため、配送料が合算対象になります。
一定金額以上で送料無料を訴求する際の注意点
一定金額以上で送料が無料になるといった配送料の割引設定については、出品者様ごとの独自情報に該当します。そのため、相乗り出品者との共通情報である、商品名・商品説明・画像等へ配送料に関する情報は記載できません。
出品者の独自情報を記載できる「 コンディション説明欄」もしくは「出品者ページ(特定商取引法に基づく表記等のあるページ)」は可能ですので、こちらへご記載ください。
コンディション説明欄へ記載方法
1.セラーセントラル左上「在庫」>「全在庫の管理」をクリック
2.該当商品右側「詳細の編集」をクリック
3.「出品情報」タブ「コンディション説明」を入力
4.画面右下「保存して終了」をクリック
出品者ページへの記載方法
1.右上は歯車マーク>情報・ポリシー
2.出品者情報
3.出品者情報の内容に情報を記載していきます。
まとめ
今回は、配送設定の種類や計算例、よく質問をいただく配送設定2選(初級編/応用編)を解説いたしましたが、いかがでしたでしょうか?
簡単なまとめです。
- Amazonの配送料設定は下記2種類ある。
・購入金額制
・個数・重量制- 異なる配送パターンの商品が同時に購入された場合は意図しない送料となる場合があるので注意が必要
- 一定金額以上で送料無料にするためには購入金額制を選択し、○○円以上0円の項目を追加する
- 複数の配送パターンにわたって一定金額以上で送料無料にするには、全ての配送パターンの購入金額レンジをそろえる必要がある。
- 一定金額以上で送料無料の訴求は商品ページのコンディション説明か出品者ページに記載する
配送設定は売り上げや自社の利益に直結する部分ですが、パターンが多すぎて最適な選定方法も難しいとのお声をよくいただきます。今回の記事が、少しでも皆様の配送パターンの設定の一助となれば幸いです。
自社出荷の配送設定についてお悩みでしたら、まずはお気軽にAmazon専門コンサル・運用代行のアグザルファまでご相談ください!
最後までお読みいただきありがとうございました
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